驕る平家は久しからず

今年4月、中東専門家高橋和夫氏は「トランプがイスラエルと対立しているイランを敵視することはイランを中国寄りにするだけだ」と指摘していたが、その通りの状況になった。
安倍さんと会談を終えたばかりのイランロウハニ大統領は中央アジアを訪問中の習近平と急きょ会談、トランプの中東政策を厳しく非難して「中国と意思疎通や協調を強化したい」と呼び掛けた。結局、トランプの間違ったイラン締め付けは中国を利するだけだった。自民党幹部は「世界をリードする日本外交」などと安倍外交を持ち上げたが全くの勘違い。イラン仲介失敗がG20議長や参院選、ポスト安倍に影響することは必至だ。すべからく焦りは禁物 。”百里を行く者は九十里を半ばとす” だから ” 急いてはコトをし損じる”  し ”身から出たサビ” から ”驕る平家は久しからず” になり兼ねない。