ホメイニ師(1989年死去)が「イラン・イスラム共和国」の樹立を宣言した際、イランはシーア派教徒の共同体であり救世主が出現するまでの間、イスラム法の最高解釈者が神の意思に従うという形で「法学者による統治論」を提唱した。大統領職も置かれているが、イランにおいては行政府の長であり他国の首相に相当する。ホメイニ師から後継者に指名され2代目国家指導者になったハメネイ師は原稿の準備なしに長時間演説できる雄弁家だと云う。イランの場合、最高指導者(国家元首)とて外国元首とはほとんど面会しない。今回、安倍さんに会うというのは日本への期待が大きい表れなのだろう。
6月 13
2019
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