これまで欧州議会選挙など何の関心もなかったが、これだけ英離脱問題が揺れると注目せざるを得ない。その選挙の大勢が判明した。欧州統合を支持する親EU派は多数派を維持するもののEUに懐疑的な勢力が議席を伸ばした。一方、英国では離脱党が得票率32%残留党が20%で英2大政党は議席を大幅に減らした。またスコットランドでは離脱反対を掲げる国民党が第1党となり英国から独立の機運が再び高まると云われている。要するに英国の離脱が進めば、北アイルランド離反問題とスコットランド独立問題で苦しむという訳だ。押しても引いても英国は棘の道を歩くことになる。
6月 02
2019
2019