技術移転 強要

米中貿易摩擦の元凶は鄧小平が考案した中国の「技術移転強要」だ。その手法は実にえげつない。①進出企業に法的圧力をかけて技術を手放させる ②裁判所を利用して企業の特許や使用許諾契約を無効にする ③独占禁止当局などの捜査員(共産党員が多い)を出動させて企業機密を盗むなど。米国企業に限らず欧州からの企業も約3割が強要を強いられたと答えている。
川崎重工業の前川社長らが自社の車両を売るために中国側に「すべての技術を公開する」と約束して「新幹線技術」を流出させたことはあまりに有名。また中国が喉から手が出るほど欲しい和牛の遺伝子情報を徳島の農家が売り渡した。日本の畜産農家が長年に渡って研究し作りあげてきた知的財産がイトも簡単に中国に渡った。カーリング娘のモグモグタイムで「おいしい」と食べていたイチゴ「とちおとめ」の遺伝子情報は韓国が無断で持ち出し、いまや300億円以上の外貨を稼ぐ韓国ブランドになってしまった。そしてトヨタと中国の電気自動車共同開発は危険極まりないのだが、総じて日本の企業と日本人は甘過ぎる。ここは強硬トランプが正しい。