京大などの研究チームはコンピューターシミュレーションで東日本大震災の震源近くのプレートが約300年前から地面が沈み始め沈降が加速していたことを突き止めた。大震災の震源域では約600年周期で巨大地震が起きていたとされることから、チームは600年間の陸側プレートの動きをコンピューターで計算した。その結果、巨大地震が発生すると地面はいったん隆起するが3~400年たつと徐々に沈み、その後、沈降が加速することがわかった。陸側プレートがその下にある高温のマントルの影響でより深く引きずり込まれるためとみられる。
地面の沈降は北海道東部でも約100年前の観測開始以来続いており「北海道東方沖の千島海溝で巨大地震が起きるリスクが明確になった」と云う。北海道東方沖でM8.8以上の巨大地震が30年以内に7~40%の確率で起きるとしているが、さて南海トラフの岩盤の動きはどうなっているんだろう?
4月 09
2019
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