経済・財政難に苦しむイタリアはG7で初めて中国「一帯一路」協力に関する覚書に署名した。これにフランスやEUは警戒感を強めている。
かってギリシャが財政悪化に陥っていた時、中国は札びらを切ってギリシャ最大のピレウス港の運営権を取得、中国の欧州進出の足掛かりをつくった。その後、南シナ海問題などでEUが中国を名指しで批判しようとした際、ギリシャは反対してEUの結束を乱した。今度のイタリアも中国に反対出来ない立場に追いやる意図は見え見えで、且つ中国の整備する港湾が将来は軍事利用される懸念があるからだ。しかし習近平はエアバス300機購入を発表、中国警戒の急先鋒、仏マクロンの出鼻をくじいた。フランスもドイツも、こうやって中国のお金で籠絡されていく。
3月 27
2019
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