倉山満、著作は売れまくっているが、推測とレッテル貼りで意見の違うものを糾弾するやりクチは韓国とソックリ。本人は「憲政史家」と云うが決して専門的な勉強をした風でもないし学者先生方からはボロクソだ。なので著述は斜に構えた方がいいと思うが、Web「iRONNA」に載せた倉山の「天皇大権を蔑ろにする元号の事前公表 黒幕は誰か」はちょっと面白かった。
「元号法は2条しかない単純明快な法律だ。
第一条 元号は、政令で定める。
第二条 元号は、皇位の継承があつた場合に限り改める。
【附 則】
第一項 この法律は、公布の日から施行する。
第二項 昭和の元号は、本則第一項の規定に基づき定められたものとする。
ここにある通り現行元号法のどこをどう読めば元号を事前公表できるのか。その暴挙を保守を自任する安倍内閣が行おうとしている。どうしても事前公表したいのなら元号法を改めるなり一世一元の制をやめるなりすればよい。正当な手続きである新規立法により行うべきだ。なぜ国会による立法ではなく政府による解釈で乗り切ろうとするのか。安倍内閣の閣僚は改元大権を干犯しようとしていること、大化以来の先例を蹂躙しようとしていることの重大性を誰もわかっていない。いや改元大権を干犯しようとする黒幕がいる。内閣法制局長官横畠裕介である。今上陛下の譲位に際しても徹底的に抗い続け「天皇の意思による譲位はさせない」との立場を貫いた。立法ではなく法解釈により改元前に事前公表すると天皇の元号ではなく政府の元号となる。新たな元号の下で、皇室も政治家も政治家を選んだ国民も、法制局の権威の下で生きていくということだ。元号を蔑ろにした者は、逆賊だ」・・・う〜ん 一理あるな !!
2月 08
2019
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