「平成は日本敗北の時代」

経済同友会は経団連と商工会議所と共に財界三団体。他が業種別に組織されているのと異なり経営者が個人の資格で加入する会員制組織で建設的意見や要望を表明し国の経済政策に反映させることを目的としている。だから辛口意見は常のことだが代表幹事 小林喜光氏は「平成は日本敗北の時代」と衝撃的な発言をした。
「世界はグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンとアリババなど米中のネット系が上位を占めモノづくりの企業はほとんどない。かって”ジャパン・アズ・ナンバーワン”などといい気になっているうちに、新幹線、半導体、太陽電池、光ディスク、リチウムイオンバッテリーなど最初は日本が手がけて高いシェアをとったものもいつの間にか中国や台湾、韓国などに席巻された。もはや日本を引っ張る技術がない」と・・・
いちいち仰せの通りだが、かく云う同友会企業も簡単に海外に逃げて技術流失の一端を負ってきたではないか。日本産業の低迷は偏に企業の海外流出の結果だと思う。それに土光敏夫さんのような気骨ある財界人(政治家はもっとヒドイ)がいませんよ !!