1985年(ほんの33年前)今の中国と同じようにひとり巨大貿易黒字を出していた日本に対して米国を先頭にしたG5でたった20分の会議で円安を強制した。これで不況の逆風が町工場を襲い倒産会社が続出、長期低迷のきっかけとなった。国民はこの竹下蔵相による無条件降伏を「第2の敗戦」と云って批難したが、窮鼠猫を噛んだ竹下は居直り1988年末に消費税を導入した。
さて歴史は繰り返す、いまの中国はこの当時の日本と酷似するが、中国の狙いはもっと質が悪い。何せ「元安誘導」はお手のもので貿易収支は日本の比ではないしこの黒字分を軍事費に充てて世界制覇を目論んでいるからだ。バチバチの米中貿易戦争だが、中国はプラザ合意以降の日本をよく研究しているはずだから、ひょっとしたらお馬鹿なトランプを出し抜く奇策があるかも知れない。侮るなかれ、習近平 !!
12月 14
2018
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