カルロス・ゴーン

日産ゴーン氏の逮捕は驚いた。使い切れないお金を貰っておきながら自宅購入(複数国)まで会社経費にしていたとは。こんな金の猛者に首を切られた元社員や取引業者の心中、お察しする。
ルノーの筆頭株主はフランス政府。マクロン大統領は国内の雇用創出のためルノーに対して日産との合併を働きかけるなど露骨に経営介入するなど日頃から仏政府とゴーンは鋭く対立していた。なので逮捕劇の裏ではフランス政府が糸を引いたのではと・・・また消費増税を目前にした日本政府が庶民から噴出するであろう「富裕層の脱税疑惑」を早めに潰しておこうという「見せしめ」説まで出てきた。
ゴーン氏がいなくなって一番スッキリしているのは現経営陣だ。強権的な経営によって多くの役員社員が日産から追い出されてきたからいずれは我が身と恐々としていた筈だ。ただ会見に臨んだ西川廣人社長の振る舞いを見て(ゴーンと大差なく威圧的)日産の再生はおぼつかないと見たが、どうだろう?