鈴木宗男氏の産経インタビュー「北方領土交渉の過程」を興味深く読んだ。
日本は昭和26(1951)年に調印したサンフランシスコ講和条約で南樺太と千島列島の主権を放棄した。当時の首相と外務省条約局長は国会答弁で「択捉」と「国後」は千島列島に含まれると答弁、日本政府が取り戻そうとしていた領土は実は歯舞群島と色丹島だけだった。その後の東西冷戦が激化する中でソ連側は態度を硬化させ「領土問題は解決済み」の一点張り、一方、日本も「四島一括返還」に主張を変えていく。そして平成5(1993)年、細川×エリツィン東京会談で北方四島の帰属問題が存在することを確認。ここから日本政府は「四島一括返還」の旗を降ろし「四島の帰属の問題を解決し平和条約を締結する」と主張を変えた。
よって安倍さんが進めようとする「歯舞群島と色丹島の引き渡しと残る2島の自由往来や共同経済活動などを組み合わせた”2島プラスα交渉”」はこれまでの交渉の歴史を踏まえた現実的解決への唯一の道と云っていい・・・なるほど納得したが、コチコチの野党と四島一括返還論者をどう説得するか??
11月 16
2018
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