トランプはよくこれで米国の大統領が務まるものだと思うが、中間選挙の結果は上院がトランプの施策を信任、下院はノーを突きつけた。
上院は1州から2名が選ばれ「州の代表」と見なされる。州は「準国家」だから憲法も軍隊も自前のものを持っていて大きな権限を握っている。だからどちらかといえば大統領の施策に可否を与える立場にある。一方、下院はほぼ有権者数に比例した小選挙区から選出された議員だから「国民の代表」「民意の表れ」と云える。
大統領を弾劾するには下院の過半数で通るが、さらに更迭するには上院で3分の2以上の賛成が必要で不可能な話だ。しかしトランプ周辺の違法行為を捜査訴追することは下院にも出来るからさてどうなるか?
それにしても「民主党」の不人気は根が深い。下院で過半数は取ったと云うが、トランプ敵失のお陰だ。党の政策に根本的な問題があるのか、それとも人物に問題があるのか? 何処の国の民主党も似たり寄ったりだな。
11月 08
2018
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