トランプは名大統領?

VOICE最新号の特集「米中激突 日本の決断」で面白い投稿が二つあった。一つはお茶の水大藤原正彦氏の「日本の反面教師トランプ」曰く「相変わらず無節操で品性を欠くトランプだが、もし貿易戦争で習近平に勝てば後世に名を残す大統領になる。なぜなら中国の不当な為替操作による人民元安で世界の製造業に大打撃を与え稼いだ金で異常な軍事力増強を行い周辺国を脅かす、こんな覇権国家が世界を席巻したらまさしく地球最後の日を迎えることになるからだ。中国を徹底的に叩くトランプ流はこの点では全く正しい政策なのだ・・・」
もう一つは経済評論家江崎道朗氏「消費減税が最良の一手」曰く「米国経済はトランプ暴言に振り回されるどころかかってない好況の中にある。これはトランプの減税策とインフラ政策がズバリ的中したからだ。これで1兆5千億ドルの減収は帳消しになるどころか3千億ドルの財政黒字が見込まれる。トランプの経済政策は暴言どころか緻密に大胆に考え練られ実効を上げているのだ」

さて今月末に中国訪問をする安倍さん、その言動が心配だ。まさか習近平に阿る行動が見えたら世界の信用は一気に霧消する。毅然と堂々と熊のプーさんに対峙して貰いたいが、日本政府は消費増税を早々と閣議決定するなどトランプとは真逆の方向に向かっている。こんな定見のなさではいずれトランプから敵対行為と見なされよう。トランプの制裁回避のためだけでなく何より日本のために消費減税⇒個人消費拡大⇒日本企業の日本回帰という大道を歩んで欲しいと思う。安倍さんの中国での言動に注目したい。