物価2%上昇の目標

政府日銀が2%の物価上昇にこだわるかと云えば、物価は本来、景気回復に伴って上昇するから「経済上昇目標」と同意だからだ。経済が活発になれば商品は値下げをしなくても売れる。モノが売れれば企業は人手を確保し賃上げもする。給料が上がればモノを買おうとする人も意欲も上がるという好循環を期待するからだ。しかしは長いこと「物価2%増が目標」は一向に達成できていない。その理由を読売が分かりやすく解説していた。
①まず企業は自動化やコスト削減など生産性向上に取り組み商品の値上げを避けていること。②女性や高齢者の労働参加で日本全体でみれば賃金上昇率が抑えられ社会構造が変化していること。③長いデフレの経験が消費者の節約志向につながり企業も商品価格を抑える意識が強いこと。④ネット通販の発展で販売価格を低めに設定できること。
年金生活者には物価が上がれば年金の目減りは減るがモノは買いづらくなる。どっちにしても生活を直撃する。