東京五輪組織委員会は4つある開閉会式の全体の演出を統括する責任者に狂言師の野村萬斎を選んだ。一人の監督が独占的に演出する方法はとらずチームの協議性を重視すると云う。ただ一応、オリンピック開閉会式は「ALWAYS三丁目の夕日」監督の山崎貴さん、パラリンピックの開閉会式はソフトバンク「白戸家シリーズ」CM制作ディレクター佐々木宏さんがそれぞれチームリーダーになると云う。北野武、秋元康、三谷幸喜などは自ら手を上げていたが、ここは野村萬斎が伝統芸能狂言に加え映画の主演、舞台演出も務める幅広い経験が評価されたようだ。リオ五輪閉会式の旗引き継ぎ式の演出を担当した椎名林檎、MIKIKOらも演出チームに加わっている。この時は本体の閉会式以上に世界中の話題をさらい、その後の平昌五輪はほとんどが日本演出のパクリだった。世界を唸らせる演出、大いに期待しよう。
8月 01
2018
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