「習近平降ろしが始まった」と先日に次いでロイター電が伝えた。反習派の共産党幹部は「公然と習近平の強権政治を批判する党員が増えて40年前の華国鋒失脚の雰囲気と似てきた」「8月に党長老も参加する党の重要会議が北戴河（ほくたいが）で開かれるが、習派と反習派が激しく衝突するだろう」「ただ40年前と違うのは登小平のような軍部に強い大物がいないこと。習近平降ろしが成功するかは分からない」と・・・
1976年毛沢東の後継者として最高指導者の地位に就いた華国鋒は個人崇拝の提唱や独断的な経済政策を推進したため当時の党内の実力者登小平ら長老派と対立。1978年に開かれた中央総会で華が推進する政策が否定され２半後に辞任する形で政治の表舞台から去った。