西日本の大雨で京都「鴨川」がまた氾濫した。平安遷都799年以来140回の水害が記録されているらしい。こんな暴れ川のある京都になぜ都が移されたのだろう、ふと思った。
京都の前の奈良の都は蘇我氏などの豪族が権勢を振るい、藤原京、平城京と歴史を積み重ねて極限まで都市開発をした。当時のエネルギー源と住宅資材は「木材」であり一人当たり最低10本の立木は必要で、人口を10万としても年間100万〜150万本の立木が必要となる。狭い奈良盆地はあっという間に山が荒廃、盆地は土砂で埋め尽くされた。当然、排水は悪化、清潔な飲み水が消え衛生環境が悪化して疫病が蔓延した。だから水と森が豊かな淀川水系、京都に遷都したのは当然の流れだったと・・・ということは、京都で起きていることは奈良の再来ではないか。古今東西やっぱり一極集中は諸悪の根源だ !!
7月 07
2018
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