京大霊長類研究所の教授が日大アメフト問題で面白いことを書いていた。
アメフトはフィールド上の11人の選手のフォーメーションで相手チームとの優劣を競うスポーツだ。だから観客は選手たちのプレーをあたかも将棋の駒の動きのように見て楽しむことができる。ただコンタクトスポーツの典型だから選手は身体能力が第一で自分で考えて動き回ることは多くは求められず、監督コーチの指示に忠実であればよりいい選手なのだ。この体力バツグンで挫折にめげない、指示に忠実なアメフト選手は他の学生には考えられないほど容易に一流企業に就職している。この就職を一手に采配していたのが内田元監督で、学生に絶大な権力を行使できた所以だ。今度の問題の本質の一つに、このような人材を欲しがる日本企業の組織の悪弊にも目を向ける必要がある。と・・・
6月 18
2018
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