知事選のゆくえ

「原発再稼働反対」を鮮明にする池田ちかこ候補、一つの考え方だからそれはそれでいいのだが、その次の立地域と県域の経済再興をどうするのかが見えて来ない。森や菊田が壇上に並んで「初の女性知事を」と訴えても、むしろ女性が引いている。中央からの応援議員が「モリだカケだ」と云っても、それは国政ゴト、的外れで流行言葉でいえば「乖離」している。
一方、与党推薦の花角英世候補、再稼働の争点化を避けたが堂々と論じて欲しかった。元国交官僚だけあって得意分野の交通インフラ整備で直江津から長岡の新幹線事業、新潟市中央と空港アクセスを掲げるがちょっと新鮮味がない。そのうえ泉田裕彦が応援演説に入ってかえってマイナスになった。こんな不忠ものの応援など何の役にも立たないのに。
池田さんは地元候補とはいえ花角さんの人の良さは政治不信のいま一番求められる素養だ。だから期日前投票で花角さんに一票を投じようと思う。