エージング

35年は使ってきたSONYヘッドフォンの調子が悪く、必要に迫られて評判のいいaudio-technicaプロモニター ATH-M50xを買った。スピーカーやヘッドフォンは購入直後に「エージング」といって振動膜の慣らし運転をする。でないと音が固くていい音が出ない。中には200時間以上も慣らしてから使い始めるマニアもいるくらいだ。エージングにはピンクノイズ(アナログテレビ砂嵐の音)などを使うが、さすがに音響メーカーのWebサイトにエージング用のテストツールを提供しているところがあり1時間での行程を済ませると確かに音が滑らかに高音の伸びがよくなった。もっと凝り性は「デマグネタイジング」といって特殊な音を接続ケーブルに流し、中の分子の向きを一定に揃えて信号の流れまで気にする人もいるが、ここまでくるともう病気 !!