二人とも再稼働に慎重

新潟選挙区の党派別比例獲得数でみると、自民47万、公明9万、維新5万で合計約61万票。一方、野党系は旧民進28万、共産9万、社民4万、生活2万で計15万票。圧倒的に自公が有利だったはずなのに無党派票と自民支持層の28%(約13万)も再稼働反対候補(米山)に流れた。
さて6月10日の県知事選、二階俊博の秘書官を務めた花角英世(前海上保安庁次長、前副知事)は早くから名前が上がり、当初は「再稼働容認」を掲げる相談も成されたようだが、野党統一で再稼働反対の池田千賀子が立ち、慌てて再稼働慎重に切り替えたようだ。立候補を表明する記者会見で花角氏は「県の検証が終わるまでは再稼働の議論はしない。将来は原発に依存しない社会を目指したい」と慎重姿勢だった。一瞬でも再稼働容認知事が誕生するかも知れないと期待をしただろう東電だが、まだまだ道は遠い。