新しい制度（働き方改革による裁量労働）を作ろうという時に、その元のデータがインチキだったら議論などできる訳がなく野党側の言い分に歩がある。「森友問題より世論の批判は激しくなるんじゃないか」などという見方も出てきている。安倍首相はこのまま押し切れると思っていたら甘いが、今国会を「働き方改革国会」と命名したのは安倍さん本人のようで予定通り出さなければ政権崩壊につながり兼ねない。それにしても、いい加減なデータを基に「働き方改革」関連法案を「おおむね妥当」と答申した厚労省の労働政策審議会の判断だ。一体、何を議論していたのだろう。安倍さん、どうやら厚労省は鬼門のようで、前回は年金問題で辞任、今度は三選どころか政権存続が危うくなるかも知れない。