12月27日、年末ギリギリで原子力規制委員会は東電柏崎6・7号機の安全審査正式合格を発表した。今後は「安全既定」の認可と地元の同意手続に移るが、しかし米山県知事は相変わらず県独自の福島検証が終わらない限り再稼働の議論には入らないと頑だし、柏崎市長は1〜5号機の廃炉計画が前提だと云うし、再稼働は全く見えてこない。
長い原発停止と相次ぐ東電不詳事で再稼働容認派も次々と離れていった。この間にも福島処理費がどんどんと嵩み、運転のコストも以前のようには行かない。仮に再稼働が叶っても東電の収益改善の旨みは薄いだろう。むしろ電力会社にとって原発自体が重荷に感じているとしか見えない。県も市も、再稼働反対は仕方ないが、それなら100年200年先を見通す長期ビジョンを示すべきだ。しかしその力量はない。こんな時、前の金子知事だったら「新潟県と柏崎市の再稼働?」をしてくれるのだが・・・
12月 29
2017
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