F研究

クリスマスに物騒な話だが、湯川博士の日記の中に「F研究」に触れた部分あると報じられた。”F”というのは核分裂を意味する”Fission”の頭文字。日本軍が京大を中心に遠心分離法でウランを濃縮し原子爆弾の開発研究があったことは周知のことだ。ただ海軍と陸軍はいがみ合っていたので、海軍は「F研究」陸軍は仁科博士の頭文字を取って「二号研究」と呼んでいたらしい。もしチカラを合わせて研究開発し且つ天然ウランが手に入っていたら日本が最初に原子爆弾をつくっていたかも知れない。
中国メディアで「日本は核実験なしで核兵器とミサイル搭載する技術力があり短期間で中国以上の核兵器大国になる能力がある」と警戒する論評が載った。確かに日本の固体燃料ロケット「イプシロン」は弾道ミサイルに即軍事転用できる技術だからその気になれば核ミサイルはすぐに保有できることは間違いないと思う。