今度の相撲協会のゴタゴタをカナダの特派員が喝破した文章、外国人の指摘はいちいちがごもっともだった。
①あす対戦するとも知らない力士同士が一緒に酒を飲むことのモラルが分からない。これでは仕組まれている(八百長)と云われても仕方ない。
②千秋楽に「7勝7敗」の力士と「8勝6敗」の力士が対戦したとき「7勝7敗」の力士の勝率が80%もあった。これは明らかに力士同志が星のまわし合いをしている証だ。
③協会理事会でその内の一人が鳥取県警に電話をして「貴乃花親方が協会の聴取に協力すると捜査の妨害になるのか?」と問い、県警は丁寧に「そちらの判断で決めてくれていい」と答えた。これは相撲協会が普段から警察関係者とズブズブの関係にあるということだ。相撲協会はもちろん大問題だがそれ以上に捜査機関が捜査情報を簡単に与え且つ第三者の意思決定に大きく関与していることの方がもっと怖い。
市民のほとんどは貴乃花の頑な態度が悪いとしているが、この特派員が書いた通り相撲界が「国技神事」に隠れた「八百長暴力集団」だったと云っていい。NHKが中継するほどのこともなく、首相が天皇杯を渡すほどのことはない。一旦は解散してスモウプロレスとして出直したらいい。