過払い金返還の大量CMがどうしてできるのか、何かうさん臭さを感じてきたが、その主力のアディーレ法律事務所が景品表示法違反で業務停止になった。消費者を食いものにするサラ金の、さらに上前をはねていたこの業界の仕組みもよく分かった。彼らは弁護士集団だからCMの内容が虚偽であることくらい知っていたはずで、やっぱりうさん臭い。
過払い金請求は簡単な書類を貸し方(サラ金)に送るだけで裁判なしに返金されてくる。事務所報酬金を20%としても15万5千件の請求なら160億円以上の収入になる。濡れ手に粟のボロ儲け仕事だ。そしてアディーレが業務停止になったら同業の東京ミネルバが大量にCM投下を始めた。景表法に問題がないとしても同業者のCM、考査もなしにお金に目が眩むテレビ局にメディアとしての自覚と責任はないのだろうか。
10月 21
2017
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