アルフォーレの快挙

ピアノ界のカリスマ、ツィメルマンが23年振りにソロアルバムを出す。それも柏崎アルフォーレの録音だと云うからビックリ。クラシック界ではこの話題で持ち切りらしい。
ツィメルマン氏は東京に自宅を持つほどの大の親日家で、中越沖地震の際は被災を免れた柏崎市産文でチャリティーコンサートを開いた。その時、いずれ新市民会館を創る計画を知り、完成の折には必ず再訪することを約束していた。2015年に約束が果たされ演奏会が開かれた。その時、新館のクリアで温かい音響を気に入り今度の録音地に選んだとのこと。
ツィメルマン氏がレコーディング技術や音響学に造詣が深いことは有名で、公演ではプログラムに合わせて自己の所有するピアノを入念に調整し、それを持ち込んで演奏することでも知られている。いずれにしてもライナーノートに柏崎市アルフォーレの名前が記載されて世界中に拡散するのだから凄いことだ。曲目はシューベルトのピアノソナタ20番と21番でCDと高規格LPが世界同時発売される。