25日午後、国内各地でインターネット上のサービスが一時的に利用できなくなる不具合が相次いで起きた。世界中の通信接続事業者は接続経路情報を相互に交換しながらネット接続を行っているが、その一つ、米グーグル社が誤った操作を行ってことが原因だった。
普段は全く気にも止めないネットの接続経路だが、大きなネット利用者のサーバが海外に置かれていることはもはや常識。例えばJR東日本のモバイルスイカを改札口でかざすと、その確認のために海外に置かれたJR東日本のサーバに繫がるが、そこに繋げるための接続回線情報が間違っていれば通信ができなくなるのは自明。つまりグーグル1社の操作で日本中のインターネットを混乱させることが出来ることが露呈したのだ。今のところ海外サーバ設置は何の制約もないが、果たしてこれで安全保障上、問題はないのだろうか。
8月 27
2017
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