VOICE 最新号で憲法政治学者の倉山満氏が「やっても意味がない改憲」という一文を寄せた。曰く「もちろん憲法改正はやらなければならないが、九条三項”の一点突破で果たしていいのだろうか。日本国に軍隊を持つための国民的合意形成の説明努力が全く見えないのだ。日本は軍隊を持つのかどうなのか、憲法とは何なのか、この前提をぶっ飛ばして憲法議論をしたところで、国民はまた反対ののろしを上げる」と・・・
そうだとは思うが「憲法観」が国民的合意に至とは到底思えない。「軍隊をもたない」「米国に安全保障を一任する」などと主張する何でも反対派が「反対」の御旗を降ろすことはあり得ない。マグロが回遊を止めれば死んでしまうのと同じ理屈だ。
こんな大事な寄稿があるのに、巻頭は辛坊治郎の「自民、民進、低迷の真相」などと偉そうなインタビュー記事。夜郎自大にコトの真相など見えるハズがないのに !!
8月 12
2017
2017