水力発電以外、火力も原発も加熱で水を沸騰させ蒸気をつくってタービンを廻す原理に変わりはない。しかし今さらでなく、水を水蒸気に変えるには大量のエネルギーが必要で極めて効率が低い。そこで米国の研究者が常温で存在する二酸化炭素を使って、水蒸気の10倍相当のタービン回転を産む新たな発電システムを考案した。米国内では既にプロジェクトが始動して2022年には営業運転をする発電所が出てくると云う。課題はタービンの強度をより高める素材技術と空気中に大量にある二酸化炭素を取り入れる仕組みだと・・・熱を電気に変える発電所ならどこでも利用できるこのシステム、どうして日本で思いつかないんだろう。やっぱり電力技術者の頭が硬くなっているのかな。
7月 11
2017
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