習近平が主席就任以来、初めて香港を訪問した。しかし市民は冷めた目で遠くから眺め、とても歓迎の雰囲気ではない。それは香港のいち市民の日本留学経験者のブログでも見て取れる。
「我々は中国人と呼ばれたくない」と題した一文には「人口740万人ほどの香港に昨年1年で延べ4257万人もの人が中国本土からやってきた。狙いは外貨換金や免税になる貴金属、ブランド品の購入で、モンコック(東京なら渋谷に相当)は中国人で溢れかえり傍若無人の北京語が飛び交う。子供の頃は毎週のようにモンコックに来ていたが、完全に中国化した街にはもう来たくない。故郷が奪われた」「中国政府から派遣された行政長官は幼児段階から”私は中国人”と植え付ける新たな教育制度の導入を発表したが、いまの子供たちは本当に可哀想だ」と怒る。最後に「私は気持ちの通じる日本人ともっと仲良くしたい」と結んだ。どうやら香港でも親日派が増えているようだ。