トランプのパリ協定脱退は当然、世界中が即座に非難の声を上げた。しかしあれだけ南シナ海で国際協定や判決を無視し続ける中国が「どの国も協定の約束を守る責任がある」とはどの口が云うのだろう。笑止千万。だれもが中国の発言をマトモに受け止めない。中国が温暖化対策のけん引役として振る舞っても経済成長の足かせになる施策は取らないと誰もが思っているからだ。
もう一つ、韓国の新大統領は借金棒引きの「徳政令」を公約に掲げて当選した。100万円以下の借金を10年以上借り続ける人々を対象にその借金と利息の全額を帳消しにするというのだが、この政権、本気で検討を始めたらしい。なにせ国と国の約束を、これまた簡単に帳消しにする国だから、借金棒引きなど朝飯前だ。
かって本田宗一郎が「信用とは人に好かれること、約束を守ること、儲けさせること」と云ったというが、政治と経済界では「信用」とは「打算」の意味なんだナ。