東芝は自ら招いた不祥事で事業売却を進めているが、米国では原子力、日本では半導体の技術流出が懸念されている。金に目が眩んで中国、台湾、韓国などに売却すれば国の安全保障に関わる重大問題となる。現に半導体事業では例の鴻海精密工業が3兆円に近い額を提示している模様で、技術流失を警戒する経産省は富士通や富士フイルなどに声を掛けて共同会社の構想を打ち出した。しかし同床異夢の企業が一本化するとは到底思えない。それにしてもここまで会社を貶めた東芝経営陣に「国の安全保障」なんて発想は毛頭ないだろうな。シャープに次いで東芝まで海外資本の手に渡れば日本は「アベノミクス」どころではない。
4月 12
2017
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