日本の技術で地球探査が始まる

日本の地球深部探査船「ちきゅう」によるマントル掘削が始まる模様だ。掘削地は地殻が最も浅いハワイ沖、それでも6キロの厚さがあり水深4キロと併せて10キロ以上に鉄の管を降ろさなければならない。これまでの技術ではその自重に耐えられない上にドリル先端刃は40〜50時間で磨り減り、いちいち船上まで上げて交換する。だから軽い管と長寿命の刃の開発が不可欠で「月に到達するより難しい」と云われる所以なのだ。宇宙も夢いっぱいだが地球の奥底も未知の不思議だらけ。興味は尽きない。