メザシの土光さんが泣いている

いま「東芝解体」を読み始めた・・・清賓にして大人格者、石川島播磨重工の会長土光敏夫さんを石坂泰三さんが三顧の礼で東芝再建に迎入れ、社内融合と社員の自主性を引き出して業績はV字回復を果たした。しかし現経営陣は土光さんの思いとは対照的に社内抗争に明け暮れ、結局、天下の東芝を死に体にまで追い込んだ。原子力事業に前のめりになる東芝に米国原子力大手は傘下の抱える7000億円に上る負債を隠して東芝に売りつけた。完全にババを掴まされた東芝はとんだド阿呆。老害経営陣が醜い内紛&権力闘争に明け暮れれば、当然、19万人を抱える大会社は崩壊に向かう。この1兆円を超える損失を埋めるために「半導体事業」を入札売却するが、もしシャープ同様、中韓企業の手に渡れば国の安全保障も脅かし兼ねない。お金に目が眩む現経営陣(東芝はもともと韓国に近い)に果たしてまともな判断が出来るのか甚だ疑問だ。怒号の中で株主総会が行われて・・・余りの体たらくに唖然とするばかり。