山形大学の研究チームが鶴岡市の海岸から1.6kmも入った海抜38mの地層から1000〜1100年(平安後期)に起きた巨大津波と跡と見られる堆積層を発見した。これまで庄内沖では1833年M7.5震度6の地震により5〜6m局地的に8m超の津波の記録はあるがそれ以前は全く記録がなかった。現在、山形県はM.7.7最大16mの津波は想定しているが、30m超があったとなれば根本的な見直しが必要になる。鶴岡市の地形に酷似する新潟県も30m超の津波対策が求められるのだろうか。869年貞観地震の研究成果を活かさなかった3.11の教訓を考えれば、ここはさらに研究を深めて貰いたいものだ。
3月 28
2017
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