閉鎖された旧富士山測候所を有志の研究者が借り上げ大気観測に大きな成果を上げている。高度千メートルから十数キロは自由対流圏と呼ばれ局地的な影響を受けにくく地球全体を把握する上で重要だが航空機で観測すると費用が嵩む。しかし富士山はとがった単独峰のため大気の流れに影響を与えにくく理想に近い観測が行えると云う。昨年は大気化学の研究者ら延べ456人が参加したが老朽化のための修繕費や雪害に臨時出費を強いられたようだ。また冬季の駐在は命がけになるため断念さざるを得ない事情もある。日本の国際貢献、もっと科学分野にチカラを注いだ方がいいのに。
3月 22
2017
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