東電 不作為の責任

原発事故、東電と国の賠償責任訴訟で前橋地裁は「政府の2002年に出した警告をもとに東電は2008年15m超の津波を予見しながら経済性を優先させて配電盤の高台移設などを怠り重大事故に及んだ」と断じた。当時の責任者、武黒副社長と武藤常務の不作為の責任は極めて重いと云う意味だ。当時、両名は原子力の天皇と云われて上意下達の絶対権力を振るい、ご注進などできる雰囲気はなかった。小生には今回の社内情報不共有も未だこの時代の負の遺産に発していると見えてならない。