ただの不動産屋

本質が見えていない政治家やマスコミはやりたい放題のトランプを「一級のビジネスマン」と持ち上げるが、とんでもない「ヤクザな不動産屋でしかない」と言い切ったのはアミテージ前国務次官補。不動産屋はヤクザと同類、はったりと恐喝でねじ込む相対取引を行う。だから脅しの効く2国間交渉に持ち込みたいわけだ。そもそも顧客が望む自動車を作る技術がないからアメ車は日本で売れないのに、不平等があるから売れないとイチャモンを付けた。確かに不平等はあった。アメ車は関税ゼロで日本に入ってくるが、日本車が米国に入る際は2.5%の関税が掛かっている。これが世界に冠たる米国大統領の知力だから何ともおぞましい。EU大統領は①ロシアの攻撃的な姿勢、②国際法を無視した海洋覇権を強める中国、③破壊活動で恐怖をまき散らすIS、④孤立的外交攻勢を掛ける米国、の4つを世界が直面する「脅威」とした。民主主義と平和主義を世界に求めてきた米国が、いまやその脅威の源になってしまった。