米中もし戦わば

いまベストセラー1位だという「米中もし戦わば」著者は経済学者でトランプ政権顧問のひとり。軍事戦略というよりは経済からみる地政学を解説したものだがトランプは中国脅威をビジネス取引の材料にする心配があり、その方がかえって危険だと思いながら読んだ。
著作は2015年から16年前半に掛けてだと思われる。中国が尖閣周辺に公船を展開する辺りは言い当てているが、韓国大統領の一連のゴタゴタの前だから今年の初夏ころ韓国に親北反日政権が誕生する情勢には及んでいない。しかし中国の脅威と云うなら、韓国に親北大統領が出来た時の方がもっと危険を帯びる。恐らく数年を待たず韓国は北朝鮮に飲み込まれ、次に朝鮮半島全体が冊封朝貢国となり、最後は中国の直轄領となる。その時、中国は傍若無人に太平洋・日本海を往来する。実はここが中国脅威の一番の要点なのに !?
ドナルド トランプ「誰かに似ている」と思っていたが、そう憎ったらしい「ドナルド ダック」だった。