両バラ 痛い

信長が父の葬儀に野良着で現れて抹香を投げつけ、そして道三との初対面には凛々しく正装して周囲を驚かせたのは有名な歴史の一コマだが、大方の専門家やマスコミはトランプの乱暴無恥な振る舞い大統領に就任すれば信長と同じく少しはましになると夢を見た。ところが当選2ヶ月も経って初めて開いた記者会見は相変わらずの傍若無人、雇用政策一辺倒の政治ド素人のままだった。また恥の上塗りはオバマの離任演説でも然りで、8年の失政がトランプを産んだことなど尾首も出さず自画自賛。多くの米国人が「大きな感銘を受けた」と大絶賛したことも、トランプが会見で締め括った「すべての国々はアメリカを尊敬するようになる」と述べたことも、片腹痛い、いや両腹が痛い。