今年も餅による窒息事故が多い。まさか自分は大丈夫だと思っていても、特に寒い朝は唾液の出が悪く、餅は体内に入って温度が下がると、急に硬くくっつきやすくなるから要注意だ。毎年4,000人を超える死亡事故が起きて口悪い連中は「風物死」などと揶揄する。
稲作伝来の弥生時代から餅は神への供物であり、晴れの日の食べ物だから事故はあったと思う。それでも食べ続けるのは一種の儀式でお祭りだからだ。11日の「鏡開き」は鏡餅に宿った年神様の魂を身体の中にいただいて健康を願う儀式だが死んでしまったら元も子もない。年末、めぐみの散歩中に若夫婦とガキっ子が玄関先にしちりんを出して餅焼きをしていたが、何とも懐かしい原風景だと思った。
1月 04
2017
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