プーチン大統領の来日を前に、ヤルタ密約の有効性に疑念を示した英国外交公電が発見されたことでロシアの主張する根拠がさらに崩れた。
チャーチル、ルーズベルト、スターリンの3人で択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島のソ連への引き渡しが話し合われたが、そもそもルーズベルトの署名は大統領権限を超えているばかりか議会の批准を得ていない。よって米国は早い段階から「協定と呼べる代物ではなく密約に過ぎない。無効」としてきた。そしてこんど発見された英国公電も何ら法的根拠を持たない密約だったと伝えるものだ。これでヤルタ密約に署名した3カ国のうちの2ヵ国がこれを無効としたのだからロシアの主張は全く通らないのだが、狡猾なロシアが4島を手放す筈がない。昔、近所のおじいさんが「露助」とバカにしていたっけ。
12月 11
2016
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