ご退位 ヒアリング

天皇陛下退位に関する3回のヒアリングが終わって、賛成8人、反対6人、慎重2人となった。小生、ご退位は致し方ないと思ってきたが、最近は反対派の意見に傾きつつある。特に共感を感じた一文は
・・・天皇が日本の象徴であるのは、それは日本民族の命が続くことの象徴であり、だからこそ有難く尊いのだ。日本古来の神事、神道は万世一系の天皇が中心的継承者であり、それゆえ権力がなくても権威は保たれてきた。(日本では権力は政権が握るが権威は天皇が保つ)
例え出歩くことの難しくなったとしても、ご在位のままゆったりとお暮らし頂き、お住まいの中で「とこしえに民やすかれ」とお祈り頂いても国民の敬愛は何ら変わらない。もし超法規的に「今の陛下に限り」とご退位されても、元天皇が一般市民になれる筈もなく、上皇とその周辺と新天皇とその周辺と、必ず比較の対象となり、国民の敬愛が新天皇に向かう保証はない。故に125代続いた皇統が内から崩れるようなことにならないように、詠々の将来を見据えた結論を導き出す責任がある・・・
神武天皇から今上天皇まで2600年、存在が確実だと云われる第26代継体天皇からでも1500年以上の皇統、こんな皇室は世界中どこにもないのだ。