有識者のヒアリングが進んでいるようだが、何故か「曲学阿世」の言葉が頭を過ぎった。自己の保身や栄達のためこれまで高らかに唱えてきた自説をけろりとして転換する変節漢を云う。その筆頭が日本人の自虐歴史観をつくった宮沢俊義。宮沢はあまつさえ天皇を「盲判を押すロボット」と言い切った。これを師と仰ぐ憲法学者は未だに多いが、まさかヒアリングメンバーにはいないだろう。ところで産経が「譲位」朝日が「退位」と表記を決めたと11月２日に書いたが、どうやら読売も「退位」とするようだ。譲る側の意思が含まれる「譲位」では天皇が皇位を私物化していると誤解されかねないとの理由だ。なるほど、退位の方がいいのかな。NHKは今でも「生前退位」と云っているがやっぱり違和感がある。