チンピラ大統領の来日を記念?した経済学者田中秀臣氏の文章に納得。
・・・ドゥテルテの暴走を見ていて思い出すのは民主党政権時代の日本と米国の安全保障のギクシャクである。鳩山由紀夫内閣では「対米従属からの脱却」というイデオロギー的な姿勢が顕在化して、沖縄の基地移転問題を契機に米国間との関係が緊張化した。そのタイミングを狙うかのように中国が尖閣諸島での侵犯行為を加速させたのは明らかである。つまり日米の集団的安全保障関係の揺らぎを中国側は見のがさずに衝いてきたということだろう。フィリピンと米国の間にも日本と類似した安全保障条約が存在しているが、今回のドゥテルテの「鳩山化」は米国との関係だけではなくアジア全域にわたる不安定要因になりかねない・・・
10月 25
2016
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