インドの研究者が尖閣問題と日中関係についての分析本を上梓した。日中以外の第三国の研究者が尖閣問題に特化した本を出版するのは初めてだという。著者はインドの軍事研究所のモニカチャンソリア上級研究員。結論は「中国の主張には一貫性、整合性がない」と大変心強い。日本の主張を国際的に拡散するためにも日本政府はこうした研究者との連携は欠かせない筈だ。日本語訳を待ちたい。その内容の一端は・・・
①中国が領有権を主張し始めたのは1969年石油埋蔵の可能性が分かってから。
②日本の主張を裏付ける資料は正しい。
③中国は日本の平和憲法を熟知し利用している。
④中国は軍事的能力が上であることを見て挑発行為を続けている。
⑤その上で、領有権交渉に持ち込む思惑がある。
⑥日本は防衛力を高め対等な状態で向き合う必要がある。
⑦日本は東アジア安全補償上、重要な役割を担っている。
⑧日本はインドほか中国周辺国との関係強化を深化すべきだ。
10月 05
2016
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