素晴らしい。東工大の大隅良典教授が日本人25人目のノーベル賞受賞した。生命活動に欠かせない基本的な現象を明らかにし、医学や生物学の進歩に大きく貢献した功績が評価された。ただ大隅教諭は「日本の科学水準はとても高い。が、今は過去の先輩方の資産を食いつぶしている。若い研究者は地道な基礎研究から逃げる傾向にあり大変、懸念している」と訴えた。オートファジーとは細胞内の一部を分解してリサイクルする仕組みで主に外部から十分な栄養をとれないときに起こり、細胞内をきれいにする浄化作用や病原菌を分解する免疫などの役割も担っている。単細胞生物から哺乳類まですべての真核生物がオートファジーの機能を持っている・・・この研究を元にアルツハイマー病や膵臓ガンの新薬が開発されるというから、やっぱり凄いことだ。
10月 04
2016
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