ぽつぽつ雨の中、キンモクセイが微かに匂いだした。去年は22日とある。開花前線はサクラと反対に北から南に進んで来る。
昆虫の大半はこの香りを嫌がり忌避行動を取るが、日本人でも一部にはこの香りは苦手とする人もいるらしい。さらにキンモクセイは硫黄酸化物などによる大気汚染に弱いと聞く。高度成長期の大気汚染で東京や大阪では花を付けないキンモクセイが話題になった。となると北京あたりでは原産国ながら樹木は絶えたかも知れないな。
心配した彼岸花はいまが満開。暗い庭の一隅が明るくなる。八ヶ岳から弟とでかい犬が2泊して大騒ぎだったが、やっと日常に戻ってめぐみも落ち着いた。