Appleは2014年に自前で開発したApple Payという決済方式を使って日本以外の9ヵ国でサービスを初めているが、Sonyが開発したFeliCaの読み取り方式とは違うため日本の電子マネーは使えなかった。しかしようやくiPhone7に「FeliCa(フェリカ)チップ」が搭載され、Suicaでコンビニや駅の改札でタッチ&ゴーが出来るようになる。
Suicaは朝晩のラッシュ時に大量かつ高速でデータ処理の実績を誇っている。Appleはその精度を認めた上で、さらに東京五輪には訪日した外国人もiPhoneさえあれば「買い物も乗り物乗車も自由自在」という世界を実現したいと目論んだようだ。これでSonyの技術が世界標準になるやも知れず、また口うるさいAppleが採用したことで日本のモバイル決済の使い勝手はさらによくなるかも知れない。大変結構なことだが、8万もする端末は早々買えやしない。
9月 13
2016
2016